vol.01【niokiの原点】・vol.02【niokiが動き出す今】を通じて、niokiが生まれた「原点」と、服作りに込める「情熱」をご紹介しました。
最終回となるvol.03【niokiのこれから】では、
おすずさんが追い求める「自分らしさ」の答え、niokiを通じてお客様に届けたい想い、そして益子町への貢献も見据えた、今後の挑戦について伺いました。
1. おすずさんにとって「自分らしさ」とは何ですか?
これ、正直、常に自分に問い続けているんですよ。
答えはまだ見つかっていません。
考えれば考えるほどわかんなくなっちゃうんですけどね(笑)。
でも、最近は人から見た時の私が自分らしさなのかも、と感じるようになってきました。
例えば、「明るいね」「楽しそうだね」といった、客観的な視点から自分らしさが見えることもあるのかな、と思っています。
いろいろな経験を経てきたからこそ、今は自分を取り繕わないように心がけています。
特に無理をせず、自然体でいることを大切にしていますね。
変に緊張せず、壁を作らないでオープンでいるというのも、その自然体の一つです。
でも、自分らしさは死ぬまで一生追い求めていくものだと思っています。
だからこそ、自分の気持ちに嘘をつかないとか、
「自分はどうしたいのか」
といった自問自答は、常にし続けています。
やっぱり自分の人生だから、自分で決める。そう考えています。
2. niokiの服を着ることで、お客さんにどんな気持ちになってほしいですか?
もうね、着た瞬間に「わー、今日楽しむぞー!」って思ってくれたり、鏡を見て「可愛いね」と自分自身に言ってあげられるような、そんな気持ちになってほしいんです。お洋服が、その日を過ごすためのパワーになってもらえたら、すごく嬉しいですね。
私はお気に入りの服がクローゼットにかかっているだけでも気分が上がるので、そういう一着になれたら幸せです。
3. 子育てや女性の「自分らしさ」に寄り添う取り組みとして、どんなことを考えていますか?
女性は、結婚、出産、旦那さんの転勤についていくなど、ライフスタイルが変わるタイミングが何度かあると思います。
そういう時だからこそ、「自分はどうありたいのかな」とか、「こういうことが好きなんだよな」とか、自分自身の気持ちを大切にしてもらえたらいいなと強く願っています。
具体的な取り組みはまだまだできていないのですが、お洋服を通じて伝えられることもあるし、Instagramを通じて写真一枚で何かを感じ取ってもらうこともできると信じています。
自分自身が自分らしさを模索し続けて、体現し続けていく。
その行動し続けていくことで、何か伝わることがあるはず!と思っています。
4. 今後の展望や、挑戦してみたいことがあれば教えてください!
今一番は、やはりvol.02【niokiが動き出す今】でもお話した「チームを作っていく」というところですね。
チームを作って、また新しい挑戦をしていきたいと思っています。
あとは、益子町も絡めたことを色々できたらなと考えています。
益子町は2024年の消滅可能性自治体に入ってしまったのですが、町としてはすごい元気で、活気があり、盛り上がっています。だからこそ、外部からもっともっと注目されたり、移住してくる人が増えたらいいのかな、と。
まちのお祭りのように、みんなが盛り上がれる挑戦がしたいと思っていて。
その具体的な一つが、2025年9月に開催した「GREEN PICNIC FESTIVAL」です。
私たちが目指すのは、わざわざ益子に足を運びたくなる魅力を作ること。
そして、事業者さん同士の横のつながりを強くしたり、使っていない畑や田んぼにも目を向けた取り組みなどができたらいいな、と考えています。
益子に移住したことで、このまちが大好きになったんです。
だからこそ、次世代につなぐ街になってほしいという強い願いがある。
子どもが大きくなったときに、このまちに誇りを持てる気持ちになってほしい。
私は、自分が選択したものを肯定しながら進めていく傾向が強くて。
「ここに移住したんだから、そのことに意味がある」、そう考えて行動していこうと決めています。
益子には、まだまだ可能性がたくさんあるまちだと感じていますね。
5. この記事を読んでいる方やniokiファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「今」の自分を大切にしてほしい。
だからこそ、自分の気持ちに正直に、”好き”を追いかけてほしいと思っています。
周りの声が気になることも、もちろんあると思います。
それでも、「自分はどうしたい?」を大切にしてほしいです。
好きなものを食べて、好きな人に会って、好きな場所へ行って、そして好きなものを身につける。
そんな毎日が、きっと心を豊かにし、そして人生を豊かにしてくれると思うから。
niokiを通じて、皆さんに少しでもポジティブなエネルギーを感じてもらえたら、とても嬉しいです。
そこからまた新しいポジティブが生まれて、誰かの幸せへとつながっていく。
そんな小さな幸せの循環のきっかけになれたら、と心から願っています。