「これが、私にしか作れない一着」カンタキルトワンピース誕生の物語 | nioki with AMKUPi

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「これが、私にしか作れない一着」カンタキルトワンピース誕生の物語

こんにちは、nioki(ニウーキ)店主のおすずです。

2023年。
私は、自分の「着たい」と「届けたい」をかたちにするために、小さな一歩を踏み出しました。
その第一歩が、カンタキルトワンピースです。

アパレルの経験はゼロだった私。
それでも、「自分にしか作れない、誰かの心に届く一着がきっとある」と信じて、niokiを始めました。

世界に一つだけ。私からあなたへ届けるワンピース

このカンタキルトワンピースは、
胸元と背中にあしらったカンタキルトに、
同じくインドの伝統技術であるハンドブロックプリントを組み合わせた、
niokiだけの特別な一着

カンタキルトは、古布を重ね、一針一針、時間をかけて縫い上げられた布。
そのひとつひとつに、物語が宿っています。母が娘に贈るように、愛情を込めて丁寧に作られた布たち。
どれも世界にひとつしかないヴィンテージ布です。

niokiは、このカンタキルトをアップサイクルし、
新たな命を吹き込む形でワンピースとして再生しました。

だから、ひとつの柄で作れるのは、たったの5〜10着。
それはまるで、一期一会の出会い。
この奇跡のような出会いが、あなたのもとに届きますように。

 なぜ「カンタキルト×ブロックプリント」だったのか?

アパレル経験も全くなく、趣味程度の洋裁技術の私。

お店をはじめるに当たって
「私にしか作れない、唯一無二」を形にしたかった

「見て目を奪われて、着て心躍り、思わずスキップしたくなるような」

そんなワンピースを届けたかったのです。

お出かけ先で、
「可愛いワンピースだね、素敵だね。それどこの?」
と声をかけられるような

身に纏っていることで、
自信をもらえるような、自分を肯定できるような一着を

カンタキルトとの出会いは、大学時代のインドへのインターン
そこで「なんて素敵なんだろう!柔らかくてあったかい。そして可愛い!」

その時のときめきを、これからに繋げたかった

カラフルや柄物、ちょっと人と違う
個性の出るお洋服が好きだった私

「私にしか作れない、唯一無二のもの」

を考え抜いた先に、
カンタキルト×ブロックプリント
が出会いました

息子とともに重ねた日々。3ヶ月かけて完成した一着

試作を始めた頃、息子はまだ0歳。
手はなかなか動かせなくても、頭の中ではいつもワンピースのことを考えていました。

昼寝の30分。夜のわずかな静寂。
何度もミシンに向かい、型紙を修正し、生地を見つめ直し…

アパレル企業なら数日で終えるであろう工程を、私は3ヶ月かけて、積み上げました

妥協は一切なし。
だって、これは「私の一着」。

そして、未来の「あなたの一着」になるものだから。

息子はとにかく寝ない子で、上の娘からもらった風邪で私も何度も体調を崩しました。
この時期、本当に身体はしんどかった

でも、不思議とワンピースに向き合う時間は心から楽しくて

頭の中のイメージを形にしていく過程、
完成したサンプルを試着したときのワクワク感――もう止まりませんでした。

見えない未来を切り拓いていく不安よりも、
「これを届けたい!」という想いのほうがずっと大きかったです

体型コンプレックスを抱えていた私だからこそ、作れた形

私はずっと自分の体型にコンプレックスがありました

小さい頃から試着室で、「また着れなかった…」と切ない思いをする日々。

小学校低学年からプールの授業が憂鬱で、中学校の運動部のユニフォームは私だけパツパツ。全く自分に自信を持てなかった。

ダイエットを志して、ジムに通ったり、2週間の断食デトックスをしたり、糖質オフ生活をしたり、、、といろいろ試したけれど、
骨格そのもの変わらなかった
特に肩・腕・太もも・お尻・ふくらはぎ。どうしても変えられなかった。

そんな私だからこそ、
どんな体型でもすとんと着れて、
気持ちまで軽くなるようなワンピースを作りたかったのです!

心が浮き立つ色づかいと、着心地のよさ

色合わせにも、並々ならぬこだわりを込めました。

明るい色にはキュッと締め色を。暗めのトーンには、やさしい差し色を添えて。

「今日はなんだか気分が落ち込むな…」
そんな朝でも、鏡に映った自分に、そっと微笑みかけられるように。
顔映りがパッと明るくなるような魔法の色づかいを意識しています。

ただ「かわいい」だけじゃない。
大人の女性が自信を持って着られる、洗練された愛らしさを追求しました。

肩のラインが自然に落ちて、ふわっと広がる袖。
キャンディのように可愛い袖口。
気づけば手を入れてしまう、便利な両脇ポケット。

子供と公園にも遊びにいけちゃう、着心地のよさと動きやすさ

体型変化の激しい女性だからこそ、ストレスフリーに着れるシルエットに仕上げました

カンタキルトのやさしい記憶

カンタキルトの布は、まるで家族の愛そのもの。
母が娘に贈る刺繍。

使い古されたサリーの布を重ね、何度も針を刺していくその行為には、

「あなたの未来が幸せでありますように」
という祈りが込められているように思えるのです。

niokiはその想いを引き継いで
そして自分自身の想いを胸に
「大切な人を想う気持ち」をコンセプトに歩き出しました

あなたの毎日を、明るくする一着を

2024年3月15日。
niokiは、カンタキルトワンピースのお店としてスタートを切りました。

あなたがこのワンピースを身にまとったとき、
背筋が少し伸びて、心が軽くなって、
思わず笑顔になって――「今日はなんだかいい日かも」って思えたら。

それが、私の何よりの幸せです。

🌸あなたの心を彩る一着に出会えますように →nioki

*online shopは不定期オープンです。instagramにて随時ご案内しておりますので、フォローしてチェックしていただけたら嬉しいです

店主 おすず

この記事の著者

おすず

栃木県宇都宮市出身。都内の大学に進学後、複数の都内の会社で計8年間勤務。会社がリモートワークになったことをきっかけに2022年8月に栃木県益子町に移住。「母としてどう仕事と向き合うべきか」悩みもがいた末、自ら事業を立ち上げることを決意。クバクロス専門店AMKUPiと、インドの手仕事布を使ったアパレルブランドのniokiをオンラインショップからスタートし、2024年9月に益子町に実店舗をオープン。
2児の母。自然と人が豊かな益子町で、子育てしながら事業にチャレンジしていく暮らしを楽しんでいる。

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