【niokiの原点】店主・おすず インタビュー vol.01 | nioki with AMKUPi

BLOG & INFO

店主について ブログ

【niokiの原点】店主・おすず インタビュー vol.01

栃木県益子町から、カラフルな服を通じて「日常にときめき」を届けるアパレルブランドnioki(ニウーキ)。

その服のエネルギーは、
店主・おすずさんの「自分らしくありたい」という覚悟から生まれています。

会社員時代に感じたモヤモヤ、子育てとの両立への葛藤、そして覚悟。

niokiというブランドが生まれるまでの、おすずさんの「原点」の物語を深掘りします。


niokiというブランドを立ち上げたきっかけは何ですか?

今の栃木県益子町に移住したことが、niokiのスタート地点なんです。

この場所で何か起業したい、
自分で何かをやりたいという思いが強くなりました。

子育てをしながら、自分らしくどんなことができるか模索した時、
niokiというブランドが浮かんだんです。

実は、アパレルの経験も、服飾の学校に行ったことも全くないんですよ。

ただただお洋服が好きで、特にカラフルで気分を上げてくれるお洋服が好きで、
趣味で服を作っていたところから始まっています。

現在の住居を空き家バンクで見つけたのですが、
そこがもともと陶芸家さんが使っていたお家で。

住居とは別に、陶器を作っていた「陶房」っていうスペースがあったんですね。

この場所を「いつかお店にしたいな」というところから、niokiの構想が始まりました。


ブランド立ち上げ前、会社員時代や子育てとの両立の中で、迷いや決意はありましたか?

会社員時代は、すごく迷いがありましたね。

働くことは嫌いじゃなかったんだけど、
その会社員で働いている自分に、本来の「いきいきとした自分らしさ」が欠けていると強く感じていて。

ワクワクしない、ただ惰性で働いている感覚でした。

特に長女を妊娠した時、その葛藤が強くなって。

「ただお金のため、とりあえず妥協で働いている姿を、生まれてくる子供に見せていいのだろうか」

という思いが強くなり、そこから移住もあって、実際的な行動につながっています。

会社員を辞める時は、安定した収入を手放すことに対して、
やっぱりすごく勇気がいりました。

不安定になるし、自分が頑張らないと収入にならないわけだし。
その覚悟を決めて、会社員を辞めました。

子育てとの両立に関しては、会社員時代の方が難しかったですね。

子供と一緒に過ごせる時間は短いのに、自分に余裕がないと、
どうしても焦りやイライラにつながっちゃう。


だから、まず自分が心からなりたい姿、子供たちに見せたい姿になるということを、
niokiを始める上での根本に据えています


「nioki」というブランド名の由来や、そこに込められた意味を教えてください。

niokiは、私の旧姓のイニシャルNと、今の名字のイニシャルK
そしてその間をつなぐIを組み合わせたものです。

これは、「ただ消費される社会」ではなく、
世代を超えて愛され、次世代につないでいけるものにしたい
というコンセプトを込めています。
NからKへバトンをつないでいくという意味ですね。

ブランド名は、当初「ニキ」を考えていたのですが、

アフリカ・コンゴ民主共和国の地名に「ニウーキ」という地名があることをたまたま見つけて、
運命を感じて「nioki(ニウーキ)」にしました。

ロゴには、私の覚悟を込めています。

高校からの友人に、
息子をおんぶして娘の手を引き、地元のお祭りに行く私という、
家族のありのままの姿を描いてもらいました。

事業をやっていく中で、
くじけそうになったり、悩んだりした時に、
このロゴに立ち返り、「何のためにやっているんだっけ」と思い出せる、頑張れる軸としています。

ロゴについては、こちらの記事もご覧ください♡
https://nioki-amkupi.com/origin-nioki/


最初に作った服や販売のエピソード、はじめてお客さんに届いた瞬間の気持ちは?

最初に作ったのは、今ではniokiを代表する、
カンタキルトとブロックプリントを合わせたワンピース
です。

わずか2着からスタートしました。

当時はオンラインのみでのご案内だったのですが、
販売前からSNSでたくさん反響をいただいていて、
販売開始2分でどちらも完売することができました。

その時、
「自分の思いが届いたんだな」
「待っていてくれた人がいるんだな」
という喜びをすごく感じましたね。

ただ単に商品を「いいよ」って伝えるだけじゃなくて、

インスタグラムで私自身の体型コンプレックスがあるから
「こういうふうに工夫して着れるようにしているよ」といった、
服に込めたストーリーや思いを伝えていたことが、多くの方に響いたんだと思っています。

この「想いを伝える」という姿勢は、今も変わってないですね。


カラフルな服に惹かれる理由は何ですか?子供時代や過去の体験があれば教えてください。

単純に「好き!」という気持ちが強いです。

どうして惹かれるかというと、
やっぱりカラフルな服は着ると元気になるから。

私自身を元気にしてくれるし、周りからもポジティブな印象で見てもらえるのが理由です。

もちろん黒や白も着るんだけど、カラフルな服を着ると顔も気分も明るくなる。
身につける洋服からパワーをもらっている、という感覚がすごくあるんです。

実は、私の名前の「すずか」の「す」は「朱色の朱」と書くのですが、
その文字にも朱色の「赤」が入っています。

子供の頃から色ものを着せてもらっていたり、
「赤が似合うね」って言ってもらっていた経験も、
カラフルなものに惹かれる原体験になっているのかな、と思います。


vol.02【niokiが動き出す今】へ続く。

この記事の著者

minori

大学を休学し、間借りカフェや日本の各地を巡る旅を経験。この経験を通して、さまざまな人の価値観や考え方を知ることの楽しさに目覚める。
nioki店主おすずさんとの出会いをきっかけに、その特性を引き出され、本インタビューの実行と執筆を担当。
社会人としての一歩を踏み出し、今後の人生の歩み方を模索する中で、おすずさんの「自分らしさ」への葛藤や、大切にする価値観に強く共感。
服作りに誠実に、真剣に、そして楽しみながら取り組むおすずさんの人柄と、服を通じたポジティブなメッセージが、より多くの読者の方に伝わることを願っている。
将来は、人を癒やしたり、ハッピーになれる居心地の良い場を提供することが夢。

コメントは受け付けていません。

〒321-4104
栃木県芳賀郡益子町大沢3650-1

 

営業時間
Instagramで営業時間のご確認をお願いいたします


 

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 nioki with AMKUPi All rights Reserved.
0 カート