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益子で巡りたいお店5選|「好き」を楽しむ人たちに出会う、1日の店めぐり

#大人旅#日帰り旅行#益子

益子に移住し、暮らす中で、ふと思うことがあります。

なんで益子には、こんなに心惹かれるお店が多いんだろう。

器や古家具、里山の中のアジア料理、中国茶のお店。
今回訪れたのは、pejiteさん、えのきだ窯さん、作坊 吃(ゾーファンチィ)さん、テレンコテレンコさん、MSC( Mashiko Service Center)さんの5つ。

素敵なものや、おいしいものに出会えたのはもちろん。
それ以上に心に残ったのが、そこで働く人たちでした。

話を聞いていると、それぞれやっていることは違うのに、どこか共通している。

自分の「好き」に素直で、それを無理なく暮らしの中で楽しんでいること。

もしかしたら、私が益子に惹かれる理由も、そこにあるのかもしれません。
益子で暮らす私が、改めて心惹かれた5つのお店を巡ります。

🗺 1日旅のタイムスケジュール

  • 11:00 | 【pejite】古家具、器、手仕事に出会う
  • 12:00 | 【えのきだ窯】130年以上続く窯元で、伝統と自由に触れる
  • 13:00 | 【ゾーファンチィ】里山でスパイス香るアジアごはんを味わう
  • 14:30 | 【テレンコテレンコ】中国茶とそばのお菓子でひと休み
  • 16:00 | 【MSC】大人の遊び心と挑戦に出会う


🕒11:00 | 古家具、器、手仕事。ものの背景まで大切にする「pejite」

最初に訪れたのは、pejite。
元米蔵を改装した大きな空間に、アンティーク家具や作家さんの器、手仕事の道具が並びます。

一歩足を踏み入れると、古い建物が持つ時間の重なりと、今の暮らしにも馴染むものたちが、不思議なくらい自然に溶け合っている。

「古いものを扱うお店」と一言で表現するには、少し違う。
お話を伺って、その理由が分かった気がしました。

pejiteさんが大切にしているのは、作品そのものだけではなく、その向こうにいる人のこと。

素敵だと思う作品に出会うと、できる限り実際に作り手のもとへ足を運びます。

何を考えているのか。
どんなふうに、ものづくりと向き合っているのか。

本人と話し、その人の想いや背景まで知ったうえで、pejiteの空間へ迎え入れていくそうです。

だからここでは、「何を買おう」と探すより先に、ひとつひとつをじっくり眺めたくなるのかもしれません。

アンティーク家具も、大きく姿を変えるのではなく、できるだけ元の形を尊重しながら修繕する。
主に明治、大正、昭和初期につくられ、誰かの暮らしの中で使われてきたものが、手を加えられ、また次の誰かの暮らしへ渡っていく。

作家さんの器にも、アンティーク家具にも共通しているのは、
そのものが持つ良さや、その向こうにある背景まで大切にすること。

ものを見る目だけではなく、人や時間を見る目。
そんなpejiteさんの姿勢そのものが、この心地いい空間をつくっているように感じました。

📍 pejite
住所:栃木県芳賀郡益子町益子973-6
instagram: https://www.instagram.com/pejite_mashiko/

🕒 12:00 | 130年以上続く窯元で感じた、伝統と自由「えのきだ窯」

次に訪れたのは、130年以上続く窯元、えのきだ窯。

「130年以上続く窯元」と聞いて、私はなんとなく、昔ながらの作風を守りながら、代々同じものをつくり続けているような姿を想像していました。でも、お話を聞いてみると少し違って。

えのきだ窯さんには、窯全体をひとつの作風に統一するような厳しい決まりがありません。

昔から受け継がれてきた技法や、ものづくりの姿勢を大切にしながら、それぞれのつくり手が自分なりの表現を重ねていく。
飴釉や蝋抜きといった益子焼の伝統的な技法も、今の感覚の中で自然に息づいています。

だから、同じ場所から生まれた器でも、一つひとつに違う表情があります。

お話を聞きながら感じたのは、
「伝統を守る」って、同じものを作り続けることに縛られることじゃないんだ。
ということ。

古いとか、新しいとか。
西とか、東とか。
そんな枠に必要以上にとらわれず、いいものは、いい。

130年以上続く窯元でありながら、どこか自由で、肩の力が抜けている。
受け継いできたものを大切にしながら、今のつくり手さんたちが自分たちなりの表現を重ねていく。

歴史をそのまま残すのではなく、その続きを今の感覚でつくっていく。
伝統の中に、ちゃんと“今”がある。

そんなところに、えのきだ窯さんの魅力を感じました。

📍 えのきだ窯
住所:栃木県芳賀郡益子町益子4240
instagram: https://www.instagram.com/enokidagama/

🕒 12:30 | 里山の隠れ家で味わう、旅の記憶「作坊 吃(ゾーファンチィ)」

お腹が空いたところで、益子の里山に佇む、アジア料理のお店、作坊 吃(ゾーファンチィ)へ。

木をふんだんに使った店内に一歩足を踏み入れると、そこだけ少し違う時間が流れているよう。

異国を感じるインテリアや小物があちこちに散りばめられていて、益子にいるのに、どこか遠くへ旅に来たような気分になります。

この日いただいたのは、グリーンカレーとフォー・ガー。

グリーンカレーは、唐辛子の辛さは控えめで食べやすい。
でも、いろいろなスパイスの香りや刺激が重なって、食べ進めるうちに身体がじんわりポカポカしてきます。

カレーはもちろん、添えられたサラダまで本当においしい。
旬の野菜やハーブがたっぷり使われていて、一皿の中でいろいろな味や食感に出会えます。

フォー・ガーは、出汁のきいた優しい味わい。

スープをひと口飲むと、ほっとする。
たっぷりの野菜と一緒にいただけて、ボリュームもしっかりあります。

しっかりお腹いっぱい。
なのに、食べ終わったあとの身体が心地いい。

季節によって使われる食材やメニューも変わるので、その時、その場所だから出会える味があります。

旅して、見て、食べて、感じてきたものまで、一皿の中にある。

旬の食材、スパイス、店主さんが旅で出会ってきたもの、そして益子の里山にあるこの空間。
その全部が重なって、ひとつの「ゾーファンチィらしさ」になっている。
お腹も心も満たされて、少しだけ遠くへ旅したような気分になれる場所でした。

📍 作坊 吃(ゾーファンチィ)
住所:栃木県芳賀郡益子町上大羽2455
instagram: https://www.instagram.com/zuofang_chi/

🕒 13:30 | 中国茶がひらく、心ほどける時間「テレンコテレンコ」


次に訪れたのは、テレンコテレンコ。

ここで楽しめるのは、種類豊富な中国茶・台湾茶と、そば粉を使ったお菓子。

まず楽しいのが、お茶を選ぶ時間。

たくさんの種類を眺めながら、
「今日はどれにしようかな」
と迷うところから、この店で過ごす時間が始まります。

お湯を注ぐと、器の中で茶葉がゆっくりとひらいていく。
その様子を眺めていると、こちらの気持ちまで少しずつほどけていくようでした。

店主さんがお菓子づくりを始めるきっかけのひとつになったのが、家族の食生活を考えたこと。

そこからそば粉に興味を持ち、何度も試行錯誤しながら、まずはそば粉のクッキーづくりから始めたそうです。
そばとの縁が深い益子という土地とも自然につながり、今では中国茶と一緒にさまざまなそばスイーツを楽しむことができます。

この日いただいたのは、白玉クリームあんみつ。

そば粉を使った寒天に、白きくらげ、生姜入りの白玉。
さらに、烏龍茶の一種である岩茶を使ったアイスクリームまで自家製です。

これが、本当においしい。

食感も香りも違うものが一つの器に入っていて、食べ進めるたびに「次はどんな味だろう」と楽しくなります。

そこに中国茶を合わせて、香りを楽しみ、味わい、またお湯を注ぐ。
急いで飲むのではなく、時間そのものを楽しむようなお茶です。

店主さんとお話ししながら、ゆっくり味わっていると、気づけばこちらまで力が抜けている。
茶葉がゆっくりひらくように、心もゆっくりほどけていく。

食べることだけじゃなく、ここで過ごす時間までゆっくり味わいたくなる。
そんな場所でした。

📍テレンコテレンコ
住所:栃木県芳賀郡益子町芦沼486−2
instagram : https://www.instagram.com/terenco_terenco/

🕒 15:30 | 大人の挑戦と「楽しむこと」を体現する「MSC (Mashiko Service Center)」


この日の最後は、MSC( Mashiko Service Center)へ。

都内で長く美容室を営んできたオーナーさんたちが、新たな可能性を探して益子で始めた場所。

でも、ここを単純に「益子にできた美容室」と紹介するのは、なんだか少し勿体ない。
美容室という枠だけにとらわれず、雑貨や古着、インテリアなどさまざまなものを扱ったり、近隣の事業者と一緒に新しいことに挑戦したり。

決められた形に自分たちを合わせるというより、
「これをやったら楽しそう」から始めてみる。
そんな空気を感じます。

オーナーさんが話してくれた言葉で、特に印象に残ったものがあります。

「生きる上で、楽しんでチャレンジをしていたい。」

年齢を重ねても、人生そのものを楽しんでいる大人でいたい。
そんな思いが、MSCという場所にもそのまま表れているようでした。

MSCにいる大人たちは、なんだか楽しそうです。

年齢を重ねても遊び心を忘れず、「面白そう」と思ったらやってみる。

楽しむことと、ちゃんと仕事をすること。
挑戦することと、暮らしていくこと。

どちらかを選ぶのではなく、どっちもやってみる。

その姿を見ていたら、
大人になったからこそ、もっと自由に遊べるのかもしれない。
そんなことを思いました。

美容室という枠を超えて、人と人、地域とのつながりから、新しい「楽しい」をつくっていくMSCさん。

ここまで4つのお店を巡ってきて、最後にMSCさんで感じたのも、やっぱり自分たちの「好き」や「楽しい」に素直でいることでした。
この日出会った人たちに共通しているものが、少し見えた気がしました。

📍 MSC(Mashiko service center)
住所:栃木県芳賀郡益子町益子1145−1
instagram: https://www.instagram.com/mashiko_service_center/

益子で暮らしていて、少しわかったこと


5つのお店を巡って、最初の問いに戻ります。

なんで益子には、こんなに心惹かれるお店が多いんだろう。

ものや料理、空間が素敵なのはもちろん。
でも、その向こうには、自分の「好き」を大切にしながら、それぞれの暮らしをつくっている人たちがいました。

益子に移住して、この町で暮らすようになった今も、まだまだ知らない場所や人がたくさんいます。
だからこれからも、気になる場所を訪ねて、そこにいる人の話を聞いてみたい。

住んでいる町なのに、まだまだ知りたくなる。

それも、私が益子に惹かれている理由なのかもしれません。

【今回ご紹介したお店のアクセス情報まとめ】

📍 pejite
住所:栃木県芳賀郡益子町益子973-1
instagram: https://www.instagram.com/pejite_mashiko/

📍 えのきだ窯
住所:栃木県芳賀郡益子町益子4240
instagram: https://www.instagram.com/enokidagama/

📍 作坊 吃(ゾーファンチィ)
住所:栃木県芳賀郡益子町上大羽2455
instagram: https://www.instagram.com/zuofang_chi/

📍テレンコテレンコ
住所:栃木県芳賀郡益子町芦沼486−2
instagram : https://www.instagram.com/terenco_terenco/

📍 MSC(Mashiko service center)
住所:栃木県芳賀郡益子町益子1145−1
instagram: https://www.instagram.com/mashiko_service_center/

この記事の著者

おすず

栃木県宇都宮市出身。都内の大学に進学後、複数の都内の会社で計8年間勤務。会社がリモートワークになったことをきっかけに2022年8月に栃木県益子町に移住。「母としてどう仕事と向き合うべきか」悩みもがいた末、自ら事業を立ち上げることを決意。クバクロス専門店AMKUPiと、インドの手仕事布を使ったアパレルブランドのniokiをオンラインショップからスタートし、2024年9月に益子町に実店舗をオープン。
2児の母。自然と人が豊かな益子町で、子育てしながら事業にチャレンジしていく暮らしを楽しんでいる。

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